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ファンサービスについて考える

神無月

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※1年前(2017年)に書いた記事です。


1 人のために力を尽くすこと。奉仕。「休日は家族にサービスする」
2 商売で、客をもてなすこと。また、顧客のためになされる種々の奉仕。「サービスのよい店」「アフターサービス」
3 商売で、値引きしたり、おまけをつけたりすること。「買ってくださればサービスしますよ」

goo辞書

曖昧さ回避のために調べてみた。
ファンサービスという言葉を改めて意識したのは実は数年前なんですよね。
落合さんが連覇したのに解任された時ですよ!任期満了とはなってたけど!
その理由として勝ってるのに客が減ってる、という話が出て来て、私は「ふーん」という感じで眺めてたっけ…。
で、なぜかというとファンサービスがあかん!という話が(今も)出てたわけで。

「そんなもんなんですかね」と私は完全に他人事でした。
というのも現地に行ったこと一度もないもので…。
だって試合よく分からないですよ。テレビ観てた方がよくわかりますもん。現地に行く意味があまりない。
それでも一回くらいは行ってみたいとは思うんですが。行ったら行ったで楽しいとは思うと思います。でも、たぶんそれ、試合以外のところが楽しいと思う方がほとんどなんだろうな、とは思いました。まあたまに10点差逆転とかしてサヨナラ勝ちしてくれたら、行った甲斐があるかもしれませんが…。←分かる方にはわかりますね?自虐が入ってます。

私自身はどちらかというと、ふらーっと自分の好きなように楽しめるイベントが好きなんです。
好きなように鑑賞したりとか、好きなように没頭したりとか。
要するに構ってくれなくていいんですよね。好きなように観させてくれと。やらせてくれと。
ですからライブも何回か行ったけど、向いてないとわかったので行かなくなりました。
要するにあまり、ファンサービスというものを目の当たりにするようなイベントに、参加することがなかったんですね。

改めてファンサービスというものを意識して考えるようになったのは、新潟のFaoiでした。
いや、羽生くんかなり頑張ってたな…って思ってw
楽しかったと言っていましたけど、うん、それ本心だと思いますよ。思いますけど、それ、どういう「楽しかった」なんだろう、とか考えてしまいましたね。

基本的にアイドルノリとかは本人もノリノリでやってたと思うんですけど…。
ぷーバンドだけは…。
あれはかなり無理してたと、個人的に感じてしまって。

無茶しやがって…。

という感じでした、痛々しかった…。
去年は出られなかったので、その申し訳なさがあったんだろうなーとか、だから頑張って一生懸命なんだろうなーとか、でもそこまでしなくていいのに、とか、こっちは絶句してたのに、後方からは「きゃーーー!!」なんて悲鳴あがるし、「え?きゃーなの?」「その反応で正しいの?」「でもかなり無理してるよ、あれ?」「どう反応すればいいの?」という感じでこっちは大混乱でした…。

レポ記事では引いた、と表現しましたけど、戸惑った、というのが正しいですね。でもあそこでこんなこと書けませんからねw

他のアイスショーでそうなんですけど、私は雰囲気を楽しみに行ってるところがあります。
じゃなければ、あんだけ曲がわからんわからん言いながら行けませんよwわからなくても皆さんがスケーターが楽しそうにしてればそれだけで私も楽しくなるんです、それがいいんです。

なので、無理してる感があったぷーバンドは、私はどうしたらいいのかわからなかったわけです。
無理してるにしても、どういう反応を求めてるのかわからなかったんだもん…。
「よし!つけるぞ!」と意を決した気配だけは伝わってきたので、そんな気合を前に笑っていいのかなんなのか、かわいいーと言ってあげた方がいいのか、似合うーの方がいいのか、未だにどの反応が正しかったのか分かりません…。

ただし、実際のところはわかりませんよ、もちろん。
問題は私自身がそう感じたので、「楽しかった」というのはある意味達成感に近かったのかな、と思った、ということです。
私自身も楽しかったですけど、正直なところノリが合わなかったので、楽しむにしてもかなりの気合が必要でした。
「よし!楽しんでやったぞ!ぜいぜい」みたいなw
自然体の上での楽しさとちょっと違いました。
ので、そこまでしなくていいのにな、と思ったんです。
何を求めてるかを察するのはサービスに必要なことです、でも正直なところ、そこまでしなくちゃいけないの?と思いました。
(一部の)ファンが求めてるであろうことにそこまで応えなくちゃいけないのか、と。
別にやりたくなければやらなくていいし、やってくれればラッキー、ファンサービスってそんなものでいいんじゃないの?と私は思うんですよ。

というか、たぶん、「もちろん、そうよ!でも羽生くんはやってくれたんだからそれでいいじゃない、羽生くんはファン想いなの!」とか言われるのかなーと思うんですけど。
だけど、なんか、最近、エスカレートして来ているな、と感じるんですよね。

上記の件はあくまでショー中でのことです。なので、どんなに悲壮な様子が見えたとしても(実際はどうだかもちろんわからないし)、あくまで範疇内ではあると思います。
それに言うなれば需要と供給の問題もあります。スケート本体ではなく、そういうおまけに重きを置くファンがひっじょーに多くなってきているのも事実です。
私はそういうファン層をまとめて外来種と呼んでますけどw在来種がほぼ駆逐されて外来種がはびこる今、外来種がそのままとどまってくれるようにするしかないんですよね。
外来種はしょせん外来種で本来はこの場所にいるはずではないので、荒らすだけ荒らしてそのまま立ち去って行くでしょうけど、それでももしかしたらそのままとどまってくれるかもしれないわけですから。

新潟は放送がなかったですけど(一部しか)、テレビでも放送がある現在、なんのために現地に足を運ぶのか?という問題が出てくるのだと思います。
それはやはり現地ならではのもの、テレビでは味わえないものを求めに行くわけなんですよね。
種類が違うもののもちろん私もそうですし。

選手側としては在来種だろうが外来種だろうが、声援を送って金を出してくれることには変わりはないわけです。
どの部分を応援しようがぶっちゃけ「マジうぜえ」と思おうが、基本はどうでもいい話だと思うんです。ファンは等しくファンですよ。
…と、この部分も割と色々あるんですが、本筋とは関係ないので省略しますよ!

要するにどういうスタンスが自分にとって楽しいか?というのが重要なのであり、どういうスタンスが正しいか?ではないのです。
なんか、そういう傾向が見え隠れしますけど、正しいとか正しくないとかいう問題ではないのですよ。楽しいか楽しくないか、それだけなのです。
なので、アイドル視して楽しむファンが非常に多いゆえに、こういう状況になってしまっているのでしょうが、こういうのはもう時の流れのように流れに身を任せるしかないわけです。もう止められませんから。
面白くない、楽しくない、と感じたら、私は行くのをやめます。それだけです。他に楽しみはたくさんありますからね。文句を言いながらもしがみついて何になるんです?楽しむことが肝心なんですから。

そういうわけで、私は来年、羽生くんがぷーの着ぐるみにパワーアップしたとしても、最優秀演技賞ものの顔芸で笑顔をつくるスキルを1年かけて身につける覚悟はできています!
その次はわかりませんけどね!



そして、恐ろしいことにここまでは前フリなんですよ…。



書き間違いじゃありません、前フリです…。
本題はここからなんです。

実は前フリは全く書く気はなかったんです。
まあ、外来種のくだりは別のところで書こうとしてたので、もしかしたら別の記事でまたお目見えするかもしれませんが。

だって、「あくまで私はこう見えた」というだけの、近所の心配性なおばちゃんじゃないですか、これ。要するに「余計なお世話」というやつです。羽生くんが「楽しかった」って言ってるんだからそれで終わった話なんですよ。
せいぜい無茶しやがって…のAAでねぎらうくらいにしようかと思ったんですけどねえ。

正直なところ、なんでこんなにもやもやするのかわからなかったんですよ。
自分がアイドルノリを受け付けないだけだからなのかな、と思っていたので、だったらいちいち書くこともないかな、とも思ったので。
でも、なんとなくわかった気がしました、DOIで。

私、基本おひとりさまですし、話しかけられなければ話さないタチなので、大抵スマホいじったりパンフ読んだりしています。休憩時間とか始まる前ですね。始まる前なんていつもギリギリだろ、という突っ込みはいりませんよ。
なので、周囲の会話が聞こえてくるんです。でも大抵は聞き流しなんですけど…。

これがけっこう面白いものでね、現地で聞く会話は大抵現地の話なんですよね。
どこに行った、ここ行った、という話です。
私はここ行きました、私はどこに行ったんですよ、ってね。
話しかけられる時も大抵そうですね。

「去年の全日本行かれました?」
「海外行かれたことあります?」
「NHK杯はどうでしたか?」

ネタバレになりそうですけど、ヘルシンキもそうでした。でもそれってそれこそ前フリでね、自分が行ったことがないところは聞かないの。自分が行ったことあるから聞くんです。
現地での興奮を分かち合いたいのかな、と思いきや、なぜかオフィシャルホテルだの、誰それの選手に会ったとか、すげえどうでもいい話を聞かされるわけ。
友達じゃないですよ、隣になっただけの人ですよ?必要ないでしょ?人がどこ行ったかなんてどうでもいいんですけど?笑顔作って相槌打つの大変なんですよね…。
コミュニケーションのつもりなんでしょうけど、そういう話を誰もが喜んで聞くと思ってる辺りヤバすぎなんですけど?ってやつです。

で、DOIでは私は話しかけられなかったので、お隣さんの会話を聞くとはなしに聞いていたわけです。
もちろん自慢合戦ですよ。合間に「凄いですね~」「いいな~」の合いの手が必ず入る辺り、お互いよく心得てるなと感心してました。私はこの心がけが足りないんだよね…とちょっと反省はしてたんですよ、ちょっとだけですけど。でもね。

「ネイサンはね、会った時に声かけたら、握手までしてくれたの、それ以来応援しようと思って♡」
「そういう選手っていいよね、声かけたのにうつむいちゃう選手とか苦手で」
「○○とか」



ハァ?




思い出しただけでも腹立ってくる。
一行目はまだいい。

だがなぜそこで他の選手と比べる?

しかもやってもやらなくてもかまわん、むしろやらなくてもいいお愛想で!!
競技で比べろ!!それがアスリートの本分だろう!好感度勝負のげーのーじんじゃねーだろ!
ましてやプロではなくアマチュアなんですよね。(ちょっとここのところは色々思うところはありますが)便宜上はアマチュアですし、10代の選手だってたくさんいます。
これがプロ選手なら「キリキリ愛想ふりまけや!」と思いますけどね、それも仕事ですし。

そりゃ私だってね、にこにこ笑ってる選手は「いいこだなー」とか好印象は持ちますよ。でもだからといって競技を観てる上でそれは反映されませんよね。いい子だろうがダメなもんはダメですよ。
そしてどんなに悪童でもいいモンはいいんです。「演技はいいんだけどねえ…女関係どうにかしろw」とかいじることはしますけど。

ただ、それはあくまで私の話でありますから、他の人がどの基準で応援しようがそれは自由です。ってかどうでもいいし勝手にしろと。
だけど、愛想よくふるまえない選手に対して、まるでそれが「悪」かのようにするのはどうなんですか?と。
できない選手もいるし、アマチュアのアスリートです、しなくても問題はないはずでしょう。ましてやそういう対応されるの、会場以外のところがほとんどですよ、プライベートな空間くらい自由にさせてあげれば、と思います。

この会話を聞いてネイサンが人気がある理由がわかったんですよ。
まあ、スマートでナチュラルですからね、そりゃ格好いいよ!私だって格好いいと思いますよ!でも、だからといって、他の選手は笑いもしないのよね、とか思わんわ!失礼じゃん!

そして、もっと失礼なのは要するに「私たちにサービスしないと応援してあげないわよ」と無意識に!言ってることなんですよ!

ヘルシンキでもそういう話聞かされました。
「○○さんはこうこうしてくれたのに、○○くんはうつむいてるだけなんですよ!」ってね!!

だから比べるな!!個性だ!!

本来、氷上でのことが主で陸上でのことは従なはずです。
もっといえば、競技の結果が主でありファンサービスは従なんです。
でもそれがファンの間で逆転してしまっているんです。現地によく行く層に限ってそういう傾向が見られます。
要するに冒頭での、現地ならではのもの、というのがこのファンサービスになってしまってるんですね。

何を目的に行くか、というのは、正直なところ理解できない目的の場合もありますが、あくまで個人の自由ではあるはずです。
むしろ、海外選手の中にはウエルカムな選手もいますしね。

ですから人それぞれなんです。
なので、できない選手もいるし、自分に集中したい選手もいるでしょう。ましてや試合ではね。
氷上でのファンサービスはどんなに悲壮でも(できたら隠してほしいですけど)お仕事ですからね、仕方ないですけど。無理しなくていいとかは思いますけど。プロになったらそれを隠すのもお仕事です、とは思いますけど、今の段階ではね…。もやもやしますけど!

でも、氷から降りてからのファンサービスは本来は求めるものじゃないはずです。
特に試合中にそんな余計なことに気を取られて散々だった…とかになったら目も当てられない。
気を取られる方が悪い、というのは選手本人が反省として言ってもいいけど、ファン自身が言うのはただの傲慢です。

前述の会話と同じ方ですけど、大きなバナーを持ってまして、ショー終了後にこっち見てくれた、ずっと見てた、とかはしゃいでましたよ、まあ、そういうことですよね…まあ、それが楽しいならいいですけどね…。
フィギュアの界隈ではバナーがすっかり「見てもらう」ための道具になってますよね、本来なんのためだっけ?とか思ってしまう。

ちなみに「サービス(service)」は「サーブ(serve)奉仕する・仕える」という動詞の名詞形で、「サーブ(serve)」の語源はラテン語の「奴隷」を意味する「servus」だそうです。http://gogen-allguide.com/sa/service.html
なんでこんなにもやもやするのか分かった気がしました…。

私もけっこう「金払ってんだからいい演技見せてくれないと困るんだよね!」とか言い放ってますけど、それは権利だと思って言ってる部分があります。
「ファンサービスしてくれないと金払わないよ」とは言ったことないなあ。
現地に行く人が応援するというのは、イコール金を払うってことですよね。だって、応援するだけならテレビでもいいでしょ?声を届けるような形になる応援をしたい=金を出す。なぜそういう応援をしたいと思うか?その理由が「ファンサービスがいいから」ってことですよね?

選手が主でファンが従なはずなのに、なんとなく逆転現象が起きてるような感じもします。ファンサービスなんて「今日は気分がいいから施ししてやるか」くらいでいいと私は思ってます。もらえたらラッキーでいいんですよ。なんか当然のものになってる気がします。だから、○○くんはこうなのに○○くんはしてくれない、なんてことになってしまうんでしょうね。人それぞれでいいのに。本分はそこじゃないだろ、と。

他のスポーツでも子供が握手求めたのに無視された、とか聞きますけどね、それはプロとしてどうなんだ、と思いますけど、むしろこっちは選手自身が子供なことが多いんですけど…という複雑な気分ですよ。
選手もファンもそのファンサービスの内容がどんどん過剰になったりだとか、杞憂で終わるならいいんですけど、なんだかシャレにならない感じになってきてる気がして。

ただ、ここでぶつぶつ書いてたところでどうにもならないし、ましてや皆さんイイトシした方々なわけで、この私ですらもこの界隈では若輩者の部類に入ります。何言っても聞かないのはわかってるんですけど、形に残しておくことで、道端の小石じゃないですけど、躓いた人がちょっとでも気にしてくれたらいいな、と。

PIWでも「あの子はいいですね~応援してあげたくなりますね~」とか聞いて、いや、あの、昔なら「ほんとですよね~」とかふつーに言えたけど、なんかもう…今はこれくらいの会話にも「…」となってしまい、現地に行くの限界なのかな~とも思うようになってきました。
あ、そっか!音楽でも聞いて耳栓しとけばいいのか!!

って書いた時点で身バレしそうだからこれも却下ですねwまあ、ショーや試合自体は楽しいですからまだまだ行きますけどね、そういうのもひっくるめて楽しくないと感じたらそこで終わりですね。
オチるくらいの心の余裕を持ちたいと思います。十分オチってるだろう?ってまだまだですよ、ユーモアが足りない記事になってしまいましたからね…。

次の記事は早急にヘルシンキ、次はザイスか例の薔薇1案件、アイスショーの世界4も面白かったし…頑張りますw




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Posted by神無月